Introduction:
プチ家出なら数えきれないくらいした。でも今回は三ヶ月だ。立派な家出。歌舞伎町なら目隠しされても歩けるくらい。でも私の居場所は見つからない。そう思って諦めかけていた時、出逢ってしまったんだ。大人しそうな地味男クン。とはいえ部屋に誘ってきたあたり、けっこうヤリチンくんだと私はニラんだのだ。で、案の定、だった。もうギンギン。腰使いは荒っぽかったけど、濃いめのがドバッと出た。「これで私たち付き合えるよね」私がそう言って彼の部屋に根を下ろそうとしたら、「彼女がいる」シレッと地味男が打ち明けた。けれども私は怯まなかった。上等だ、それなら私から絶対離れられなくなるくらいキミを調教してやるよ!ヒーヒー言わせてやろうじゃないの!地味男のカノジョさんにも見せつけてやろうじゃないの!